購入してはいけないFX教材の見分け方

世の中にFXの教材は悪という風潮が結構多くあると思うが全てがダメだとは思わない。
FX教材の中で買っていいものとかって駄目なものを見分けるというよりも、買っては駄目なものを避ける方法というものになる。
中身の概要やタイトルなんかを見て避ける方法のため、中身を見てみると実際はいいものだったという可能性も無くはない。
ただタイトルからでも駄目なものはある程度分かる。
そういったものをまとめてみた。
 

商材に関して思っていること

まずFX商材に関して思っていることをまとめてみる。
FX教材=悪みたいに思われていることが多いと思う。
 
個人的には教材は良いものと悪いものがあると思っている。
一時期は情報商材で金稼ぐ連中が多くいて、FX系の教材は為にならないものが多かったと思う。
FXの教材を扱っているが本人はFXをしてないといったような人も多くいた。
ただ、その波が過ぎたため今ではまともなFXの教材が増えていると思う。
 
教材は言ってしまえばその人の知識の塊を資料にしたもの。
内容に対してネットで調べれば出てくるものだったという人もいるが、全くの素人だとすればその知識をまとめられているということで調べるという時間を省くかつ、その人が不要と思っている無駄な知識を吸収するのに時間を費やすことがなく済む為、時短になる。
 
論文とか専門書とかで引用の書籍が多くあるものと同じようなもの。
例えば行動心理学の中でマーケティングに使える情報を集めた本とか、日本史の新説で小学校とか中学で習ったことと違う内容をまとめた本とかそういったものと同じ部類だと思う。
 
数あるFXや投資に関しての書籍やブログや自身の知識という情報の中から、教材の製作者がこれは重要なもの、これは良い情報と思ったもの、また経験から役立つ情報など思っているものを全てまとめて販売している。
そう考えると多くの書籍に書いてある内容の中でいいものだけを一つにまとめてくれている本と何ら変わない。
 
まずネットにあるFX系の有料教材がダメなものという認識がある人はそこを変えてもらいたい。
 
 

ダメな教材の見分け方

ここから本題にはいる。
一口に教材といってもネットで調べれば多数ある。その中で悪いものを見分ける方法をまとめる。
まずダメな教材の特徴に関して。
 
①「公開してあるトレード記録が収益のみの公開のもの」
②「勝率100%のもの」
③「勝率や利率がある1か月間など短い期間だけのもの」
④「バックテストの結果を売りにしているもの」
⑤「手法のみのもの」
 
この4つがダメなもの。
↑に行くほどより駄目なものである。
 
何がダメなのか詳しく書いていく。
 
 
 

①「公開してあるトレード記録が収益のみの公開のもの」

ダメ度:★★★★★
収益のみとはどういうものかというとロット数や約定価格などが隠されているもの。
これに関しは儲けているように見せることが出来るという点で駄目だ。
こういった状態のものだ。
 
ロット数、獲得値幅を隠してあるもの。
例えばXMだとMAX50で取引が出来る。50ロットで1pips獲得できれば約5万円の利益になる。
1ポイントでも5000円。1回のトレードで1万円利益が10回という風に見せていたとしても獲得pips数が分からないとどれくらい勝っているのかが不明な点に問題がある。
獲得pipsが高いからいいというわけではないが、獲得pipsが分からないとトレードスタイルもわからない。
特に上記したような大きなロット数を張って少ないpipsで大きく稼いでいるように見せる履歴ならでもトレードですぐ作れてしまう。
そういった点で不透明さがあり買うのは避けたほうがいい。
本当に大きく稼いでいるならそういう風に隠す必要がない。隠すということは何かしらあるということだと思っている。
 
 
 

②「勝率100%のもの」

ダメ度:★★★★☆
勝率に関して言うと100%というのは、まずほぼほぼあり得ない。
仮に勝率が100%だとしてもそれは損切をしないモノにになると思う。
損切をしないということで、資金が必要となる。いつになったら戻るかというのすらわからない。
例えばドル円だと最大の円高で2012年12月にの70円台を抜けてから2019年現在まで、7年間戻っていない。
更に言えば2016年8月以降は100円を切ったことが無い。
そういった状態で戻るを待って損切しないとなると莫大な資金が必要なる。
70円台で売りで掴んでしまったら一時期125円程になっていた為、約5000pipsの値動きに耐えるほど資金が必要だった。
そういった点を考えると勝率100%という損切りしないような手法は良くない。
勝率が低くてもリスクリワードが高ければ何とかなるのが投資の世界ということを忘れてはいけない。
 
 
 

③「勝率や利率がある1か月間だけのもの」

ダメ度:★★★☆☆
勝率や利率が1か月間や短い期間しか公開していないもの。特にパフォーマンスがいいものに多く見られる。
例えば『9月の利率は300%』『8月の勝率は8割越え!』といったコピーで売っているもの
これはその記録を証拠として載せていることが多いが、証拠があったとしても良くないという話。
相場は時期によって動きが変化する。8月の勝率は8割超えていたとしても9月の勝率は5割を切るということもあり得る。
レンジ相場に強い手法のためレンジ相場だった8月の勝率は高かったが、トレンド相場になった9月は低かったといったように簡単に変わる。
成績が良かった1か月間などの記録はあったとしてもそれがどれくらい続くかわからない。
トレンド相場に強いやレンジ相場に強いなど書いてあれば上のダメ度は低くなる。
ただ、それを書いてくれるようであれば数か月間のレポートや、平均の勝率利率を公開してくれている状態になっていると思う。
 
 

④「バックテストの結果を売りにしているもの」

ダメ度:★★☆☆☆
知らない人の為にバックテストとはというところから。
手法のテスト方法にバックテストとフォワードテストというものがある。
バックテストは過去の相場でテストでの勝率がどれくらいのものか。
フォワードテストは実際に動かしてどれくらいの勝率なのかといったものだ。
バックテストに関してはMT4のプログラミングが出来れば自動売買システムを組んでテストが出来る為テストを済ますことが出来る。
逆にフォワードテストは実際に動かさないといけないため自動売買で動かすのは大変だし、時間もかかる。
その為フォワードテストの結果を載せていない人が居るのは仕方ないと思う。
ただバックテストというシステムを利用して売っている人が居る為、お勧めが出来ないのだ。
バックテストは過去の相場の為、勝率を上げようと思えばロジックを変更することで勝率を変えることが出来る。
勝率が高い結果を追求するということが出来る為バックテストで勝率を売りにしている教材というのは避けた方が良いと思っている。
 
 

⑤「手法のみのもの」

ダメ度:★☆☆☆☆
ダメ度が低いのは手法のみのものでも数万円とか安いものであればそれはいいと思う。
ここでダメというのは高い教材なのに手法のみしか書いてないものだ。
高い教材というのは基本的には手法だけでなく、相場との向き合い方やテクニカル分析のやり方などを一緒に教えてくれるものが多い。
相場というのは常に変化していく。
今日この時間までは勝てていた手法が明日からは勝てなくなる可能性がある。
再度言うことになるが、手法によっては勝てる月と負ける月というのも出て来る。
 
手法はあくまで参考程度だったり自分のものにしたりする必要がる為、ある程度知識を付けた人が手法を買うのはいいと思うが最初から手法を買うのはダメだ。
 
手法を自分のものにして変化させれる力があるのなら手法を買うのはいいと思う。
 
 

まとめ

個人的にまとめてはみたものの、書き忘れているものがあると思う為思い出したら随時更新していきたいと思う。
これらはあくまで参考にしてもらい本当にどうかというのは自分で決めて欲しい。
何がいいかというのは自分の感性を信じて欲しい。
私個人としても酷い教材も多いのは間違えないと思っているので役に立つ教材というか教えていくということをしていきたいとも考えている。
 
 

国内口座と海外口座どちらがいいのか

国内口座と海外口座の問題に関してはいろいろな意見があるが、国内口座と海外口座どちらがいいのかという話をする。
国内口座と海外口座に関してはどちらもメリットとデメリットがある。
だが、どちらか片方をお勧めしている人はもう片方の口座は絶対にダメと言っている人が多い気がする。
国内口座をお勧めしている人は「海外口座は危険」と言っている人が多いといったように。まずはそれぞれの口座のメリットデメリットに関して。
分かりやすいように特徴から両方を比較していきたいと思う。

スプレッドに関して

スプレッドは国内と海外の口座によって差が顕著に出ていると思う。
まず国内口座のメリットとしてはスプレッドが狭いことが多い。
海外口座のスプレッドが国内よりも広いというのは海外口座のデメリットだと思う。
海外口座の多くの主要通貨のスプレッドが1~3銭であるのに対し国内口座では同じ通貨でも0.2~1銭が主である。
手数料が少ない分同じ取引をしたとしてもトータルの利益としてはスプレッド分多くなるといった状態になる。
USD/JPYで比べると、
使っている人が多いXMの口座は1.5銭かかる。
国内口座に関しては一番低いだろうDMMだと0.2銭で1銭以上の差がある。
1回取引するたびに100万通貨で100円、1000万通貨で1000円の利益の差が出てくる。
100回取引すると100万通貨で1万円1000万通貨で10万円の差が出る
スプレッドが狭いということはそういったメリットがある。


ツールに関して


海外口座のほとんどは基本的にはMT4、MT5を利用している。

ブラウザ取引出来る口座もあるが。
国内口座の場合の多くは独自ツールを利用しているところが多い。
独自ツールに関しては多機能で利用しやすいものが多い印象がある。
MT4だと標準で入っていないインジケーターを利用できたりMT4では利用できない描写ツールを使えたりと、ツールの使いやすさではMT4を利用するよりもいい使いやすい場合がある。
個人的にはMT4を使い慣れているが、ハーモニックパターンを描写するのは面倒だと思う。
その為私自身もMT4を使わないでTradingViewを使っている時もある。

ただブラウザ取引がスマホブラウザ対応していないものもあるためスマホだとその口座のアプリ。

アプリがない場合はスマホの取引が出来ないという可能性もある。

 

ツールに関しては人それぞれだと思うが、国内海外どちらも善し悪しがある。


レバレッジに関して


レバレッジは国内口座だと25倍。(最大10倍まで低くなるという話もある)
海外口座だと最大500~1000倍のところが多い。5000倍という口座もあったと思う。
1000倍だと1万円の入金で1000万円分の取引が出来る。
国内口座の25倍だと、40万でようやく1000万円分の取引が出来る。

そして国内口座を推奨している人のほとんどは海外のハイレバレッジは悪ということを言う人が本当に多い。
資金以上の損失を被るだとか言う人が多い多い。
ただここで言いたいのは海外のハイレバレッジだからこそ少ない資金で利益を出すことが出来るということ。
FXを始めたい人ってお金を多く稼ぎたいが資金が少ない人が始めると思う。
(※むしろ資金が多くあって今から投資を始めるという人はFXを始めるのではなく株を始めたほうがいいと思う。)
しっかりとリスク管理さえすれば、ハイレバレッジはメリットで合ってデメリットにはならないものだ。

 

ゼロカットシステム


海外口座の最大のメリットとしてはゼロカットシステムがある。
国内口座では口座資金以上の損失を被った場合、追証という追加で入金しないといけないことになる。
それに対し海外口座は基本的にゼロカットシステムがあり、口座資金以上の損失を被った場合でも追加で入金する必要がない。

急騰急落することで想定外の損失を被ることも断然あり得る。
2019年11月現在直近で言えば2019年1月3日のフラッシュクラック
そういった急騰急落時に必要以上の損失を抱えることがなくなる。
FXで全額溶かして自殺する人がいるのはこの追証があるからだ。
全額溶かしただけじゃなくさらに借金を抱えることになる。
それが想定以上の金額だと死にたくなるということだ。
ただ国内口座の場合レバレッジが25倍になっているため最近は死ぬまでの借金にはならないと思う。
(最近だと仮想通貨での方で結構な追証が必要になる人いるようだが…。)


不透明さ


いずれまとめる可能性はあるが、今は説明していると長くなってしまうため詳しい説明は省く。

簡単に言えばFX業者ではNDD方式DD方式という2種類がある。
NDDとDDの違いはFX業者が間に入り注文をインターバンクに流すかをFX業者が決めるかどうかの違いだ。
DD方式はインターバンクに注文するかどうかはFX業者が決めることが出来る。
一方NDD方式は仲介するだけで注文はインターバンクに流す。
スプレッドが狭いというのはDD方式だからこそ出来るというのがある。
国内口座でも特段スプレッドが狭い業者だとDD方式を取っているところが多い。

ただDD方式の場合インターバンクに注文を通さないため価格操作といったことも可能になってしまう。
してる可能性としては少ないのだろうが、「してない」と言ったとしても証明は出来ない。
DD方式だと不利益を被るという訳じゃないが不透明さというのがこういう価格操作ということも可能なため、嫌な人が海外だと多い。
そういった点で海外口座はNDD方式が多いが日本だとDD方式でスプレッドが狭いのを売りにしている業者がある。DD方式の場合本来の価格と差が出る可能性があるため気を付けないといけない。


金融庁の認定に関して


国内では金融庁から認定を受けないと営業できない。
金融庁から認定を受けているから国内口座に関してはトラブルが発生しにくい。たとえトラブルが発生したとしてもSOSを金融庁などに発信できる。
ただ海外口座は金融庁から認定を受けてないからダメなのかというとそういう訳ではない。
金融庁から認定を受けてない海外口座を利用していいのかという利用していい。
日本でリサイクルショップを営むには古物商許可を取る必要がある。
個人が海外の古物を輸入するのが違法かというとそうではない。
簡単に言えばそれと同じと思えばいい。
更に言えば認定を受けてないからこそ、「ハイレバレッジ」「ゼロカット」を利用できる。
金融庁の認可を受ける場合レバレッジを最大25倍にする必要があるしゼロカットではなくす必要がある。

トラブルがある場合もあるから口座選びには注意を払うべきだと思う。

 

税金に関して


国内口座と海外口座では利益に対する税金が変わってくる。
国内口座の税金は一律20%。
海外口座は利益によって税率が変動する。
195万円以下の場合税率15%
195~330万円は税率20%
330~695万円は税率30%
695~900万円は33%
900~1800万円は43%
1800万円以上は50%
になっている。
330万円以下の場合は国内も海外も税金は同じ。
195万円以下の場合は国内口座の方が税金は高くなる。1800万稼いだ場合は国内だと360万円の税金だが、海外だと900万円も税金を取られる。今からFXを始める初心者の場合年間のFXでの所得は195万円以下だろうから海外口座の方が初心者はオススメだ。

 

まとめ


国内口座と海外口座に関してはメリットとデメリットがそれぞれある。
レバレッジ、ゼロカット、スプレッド、税金などでどちらがいいか人それぞれだと思う。
個人的には年間のFXでの利益が330万円以下だったら圧倒的に海外口座の方がいいと思う。
口座残高が3000万円くらいを超え年利10%ちょっとで利益が330万円を超えるなら国内口座がいいと思う。
正直、利益が年間で1000万円超えるくらいまでは、海外口座でいいと思う。

投資というゲームで聖杯を探すのは無駄ではないのか

よくバイナリーオプションやFXなどの投資の世界で使われる「聖杯」に関しての話。

 

[1]聖杯とは

本来の聖杯の意味はイエスキリストが最後の晩餐で用いたとされる聖なる杯。この杯だと思う。

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それが転じて投資の世界では、必勝法とか勝率100%、もしくは100%に限りなく近い手法といった意味で使われる。
それが無駄と個人的には思っている。

[2]ゲームに置き換える

聖杯について分かりやすくするために個人的に思いついたのがゲームに置き換えること。
投資というマネーゲームをしている人は、ゲームが好きな人が多い為分かりやすいと思っている。
FXの手法をゲームの世界の武器として考える。
武器として考えたとき聖杯という必勝法はこの世界で一番強い武器として、
聖杯=聖剣と置き替える。
所謂アーサーの使ったとされる「エクスカリバー」とする。

この聖剣の攻撃力が100で一番強い武器という訳だ。

[2.1]置き換えるもの

上記で説明した通り、聖杯=聖剣として置き換えたときに他の物もそれぞれ置き換える。その一覧をまとめると以下になる。

敵= 相場
手法=武器
攻撃力=勝率
全滅(ゲームオーバー)=退場

それぞれ置き換えた理由というのを説明する。
FXという世界では相場という敵と戦い勝利することでお金が手に入るといったゲームと考える。
その相場と戦う武器が手法というわけである。
手法によって勝率というのは変わるため勝率は攻撃力と考える。その中で一番強い武器が攻撃力(勝率)100の聖剣(聖杯)という考えである。
相場からの退場=ゲームオーバーといったゲームだ。
投資資金全額失いゲームオーバーしても再度入金すればコンテニュー出来るという良システムのゲームだ。

[3]ゲームシステム

FXの時の用語と、ゲームとしての用語を置き換えたが、このマネーゲームの仕様、ゲームシステムがどういったものか考えていく。

[3.1]武器の強化

まず武器の強化が出来るゲームということ。
武器の合成や分解を行うように、手法を他の手法やインジーケーターと組み合わせることや、手法からインジケーターをなくすなどすることによって武器の強化が可能。
手法を磨きをかけることによって勝率を上げるということができる。
そういった強化システムがあるゲームということ。

[3.2]逃走出来る

逃走のシステムはゲームによって違う。
確率で逃げれるか逃げれないか決まるゲームや、ボス戦だけは逃げれないないが通常は逃げれるなどある。

FXというゲームにおいては逃げたいと思ったときはすぐに逃げれるということ。
損失になっていても損切りすればいつでも逃げ出せる。
何より戦いたくない敵との戦いは拒否することが出来るのである。

[3.3]属性システム

属性のシステムで有利な属性の場合は与えるダメージが上がったり、逆に不利な属性ではダメージが下がったり、または無効だったりということがよくあるとと思う。
例えば炎属性の武器で炎属性の敵には攻撃があまり通らないと言ったようなものである。
そういった属性のシステムがこの投資というゲームにもあり、相場によって手法が有利になることや不利になることがある

[3.4]勝利条件

RPGだとボスを倒したらエンディングという風になると思うが、投資の世界ではボスと呼ばれるものがいない。
目指すゴールは人によって違うと思うが、投資、FXを始める人というのはお金持ちになりたいとか、FXで生計立てれるようになりたいといったのを目標に頑張っている人が多いのではと思う。
となるとゴールというのは安定して稼げるようになる大金を稼ぐということになるのではないだろうか。

となるとゲームオーバーにならずに多くの敵を倒すことや、敵を倒し続けるというのが勝利条件となると思う。

ファンタジーの世界でギルドに所属してモンスターを倒して生計を立てている冒険者になるということが目的である。

[4]攻略方法

ゲームのシステムを落とし込んだ上でこのゲームの攻略方法を考えてみたい。

[4.1]ゲームオーバー回避

まず大前提として必要なのがゲームオーバーを回避するということ。
ゲームオーバーになっても現金でコンテニュー出来るが、お金は減る一方でゲームクリアには遠のくことであるから出来だけ避けたいこと。

全滅しそうになったらすぐに逃げる
全滅しそうでなくてもある程度傷を負ったら逃げる(損切する)。
無謀な敵には戦いを挑まない
そういったことを徹底し全滅を避けることが第一にすべきこと。
死んだら終わりの現実の世界でいきなりドラゴンと戦おうとは思わないだろう。そういうこと。

[4.2]武器強化が大事


強い武器を探すよりも武器強化が大事。これが一番言いたいこと。
私たちが戦おうとしている相場という敵は通常のモンスターである。
エクスカリバーでしか倒せない魔王なんかではない。
『炎の剣』『アイスソード』『ミスリルソード』なんかで倒せる敵である。
なら存在するかも不明なエクスカリバーを探す意味があるのか?

炎の剣の攻撃力の初期値は50だとする。
それでも他の手法と組み合わせたり戦う敵を炎が弱点の敵に絞ることで攻撃力を上げることが出来る。
逆に炎という属性が効きにくい敵との戦いは避けるということもできる。
また使い続けることでその武器の特徴とか、使い方もより理解し熟練度が上がる。
その結果攻撃力は100にならなくても60、70、80と強くなると思う。

[5]エクスカリバーは必要か?


魔王倒すわけではないのにエクスカリバーは必要か?
普通の敵を倒し続けるのだから普通の武器ではダメなのか?
今までのゲームに例えた話を読んで本当に聖剣(聖杯)は必要かと再度考えて欲しい。

更に付け加えるとしたら勝率というのはたいして重要ではないということ。
以前最も有名(であろう)ゴールデンクロスデッドクロスを使った手法を検証した。
2018年の1年間、USD/JPYの1時間足で5SMAと25SMAのみを使っての取引。
ゴールデンクロスでロングをし次にデッドクロスした時に利確(損切)をする。利確損切と同時に次のショートのポジションを取る。
本当に単純なルールである。
結果がどうなったか。

勝41% +4,393.3pips
負59% -3,498.7pips
つまり負けの方が多いが+894.6pipsの利益が出ている。
100万通貨の取引なら約9万円。1000万通貨の取引なら約90万円の利益が出ている。

クロスして次クロスするまでポジション保有の取引のため含み益が一度100pips超えたが半分以下の利益で確定になったり、含み益が損失になって確定したりなどあった。
またクロスが頻発するレンジ相場だと損失が膨らんでしまうなどがあるのでそういった場面を避けようと思えば避けることが出来る。
改善をしようと思えば改善することが出きる。

これを見ても勝率100%の聖杯が必要と感じるのか?
今一度問いたい。

 

バイナリーオプションをオススメしない理由

 

バイナリーオプションは楽に稼げそうって思われてるけど個人的にオススメしない。
稼げないのかと聞かれるとそうではないと言うがそういう訳ではないがオススメしない。[:contents] 

バイナリーオプションのメリット

オススメしないけどただ否定するのは芸がないからまずはメリットから。
個人的にはメリットと思っていないけどメリットとしてよく上げられることも含めて
・値動きが小さくても利益になる
・仕組みが分かりやすい
・短時間で稼ぐことができる
・損失が限定的でリスクを抑えることができる
・小額から始められる
 

値動きが小さくても利益になる

バイナリーオプションの利益は0.1pipでも動けばペイアウト率に応じたペイアウトがされる。

1000円でエントリーしたとしたらペイアウト1.9倍だと0.1pipしか動いてなくても900円の利益。
FXで1000円くらいの必要証拠金での取引だとすると1000倍近いレバレッジでも0.1pipだと数十円の利益。スプレッドがあること考えるとむしろマイナス。
それを考えると値動きが小さくても利益になる。

 

仕組みが分かりやすい

バイナリーオプションの仕組みを簡単に示すと
エントリー金額を決める → HighかLowを決める → 判定時間まで待つ
FXの場合
取引金額を決める → BuyかSellか決める → ストップロスを決める → 利確or損切滅茶苦茶簡単にしたが本来であればもっと複雑である。
どれくらいの値幅を取るかなども考えないといけない。
バイナリーの場合は今より高いか安いかだから分かりやすいと言える。

短時間で稼ぐことができる


バイナリーオプションは取引時間が決まっていし、最短の取引時間が30秒の短さがある。
30秒取引で勝ち続けることができれば短時間で稼ぐことができる。損失が限定的でリスクを抑えることができる
損失はエントリー金額分のため1000円のエントリーなら1000円の損失、
1万円のえんとりーなら1万円の損失。
FXのように損失が膨らんでいくということはない。小額から始められる
大体のバイナリーオプションの会社が最低入金額が5000円最低の取引が500円~1000円。100円のところもあるくらい小額から始めることができる。

 

 

バイナリーオプションをオススメしない理由

バイナリーオプションをオススメしない理由を挙げていく。
・短時間で稼ぐのが難しい
・小額では始めにくい
・リスクリワードが悪い
・ギャンブル的になりやすい
・口座が凍結する
・スリップしやすい


短時間で稼ぐのが難しい


メリットで短時間で稼ぎやすいと言ったな
あれはウソだ

画像1

正確に言えばウソではない。勝率が高ければ短時間で稼ぐことができる。
ただ短時間の取引は勝率が悪くなりやすいし、
勝率を上げようとすれば無駄な取引は避けなければいけない。
稼ごうとするなら取引をしないといけないというジレンマが発生してしまう。



小額では始めにくい


メリットで小額から始めれるといったな…以下略

バイナリーオプションでいくら勝率が高いと言っても資金が少ないと資金がすぐに尽きてしまう。
最低入金金額の5000円で始めるとしても1回のエントリーが1000円なら5回連続で負けたら資金がなくなる。よくバイナリーオプションは適当にしてもHighかLowかだから1/2のゲームで、10回連続で負ける確率は0.1%
0.1%というのはナンバーズ3の1等が当たる確率と同じだからマーチンゲールをすれば負けない」みたいなことを言ってる人がいるが、そもそも相場は優位性がある。さらに手法というものがあるように、1/2で勝敗が決まるゲームではない。


※そもそもバイナリーの場合High、Low以外に同値のDrawがあるから1/2じゃなくて1/3である。

適当にして5回連続負けるというのは十分あり得るし、勝率80%の手法だとしても、この80%というのは10回中8回勝つ手法ということではない。

1000回中800回など数字が大きい試行回数での話だから5回連続10回連続負けが続くというのは普通にあり得る
何十回と連続で負けてもカバーできる資金がないと稼ぎにくいから小額から始めるというのは難しい。


リスクリワードが悪い


バイナリーオプションでは普通考えないものだからバイナリーオプションをやってる人、やろうとしている人にはリスクリワードという言葉は馴染みがないと思う。
リスクリワードとは「損失:利益」の比率のこと。

損切した場合の損失が1000円。

利確した時の利益が2000円。

この場合リスクリワードは1:2となる。

これがリスクリワード。

これをバイナリーオプションで考えるとリスクリワードはペイアウトの倍率によって変わるが

ペイアウト1.9倍なら「1:0.9」

ペイアウト1.8倍なら「1:0.8」になる。

 

FXの場合このリスクリワードと勝率が重要になって来る。


勝率60%、1回のリスク1万円で1000回取引した時のバイナリーとFXを比較する。※バイナリーのペイアウトは1.9倍として考える
FX     → 勝:600万円 負:400万円  →200万円の利益
バイナリー → 勝:540万円 負:400万円  →140万円の利益
1000回の取引で60万円の差が出るから取引回数が増えれば増えるほど差が広がっていく。
FXの場合リスクリワードはもっと大きくとることが出来るから利益はより取りやすくなる。


ギャンブル的になりやすい


HighかLowか決めるだけだから誰にでもできる。ルールが簡単なのはとてもいいがそのせいかギャンブル的になりやすい。


今より価格が上がるか下がるかの選択だからエントリーしたら時間が来た時に「勝ちか、勝ち以外か。」でしかない。

※転売は一旦置いておく。


感覚としてはポーカーのダブルアップしてる感覚に近いと思う。
その結果、負けたら負けを取り返そうとして連続で負けやすい。


FXは100万通貨取引で1000円の損失になるのは大体10pip動いたら。
10pip動くのはよっぽどのことがない限り数分はかかる。

バイナリーは30秒で0.1pipでも動けば勝敗が決まる。
30秒で負けて取り返そうと次の30秒で負ける。さらに取り返そうと30秒。

「えいっ。ファイヤー」といったような連鎖、それも負の連鎖が始まる。
パチンコパチスロ打ってた方が楽しめる時間は多いと思う程あっという間に資金を溶かしかねない。

楽しむならパチ屋に行った方が何倍もマシだと思う。

 

スリップしやすい


基本的に急激に価格が動いたらスリップ防止のために約定出来なくなるものなのだが、たまに約定してしまう。
その結果動く前の価格で約定されてしまい、本来であれば利益になってたはずの取引が損失になってしまうということがある。

例えば100.000円でhighエントリーしたと思ったら急激に動き、100.010円でhighエントリーがされたといったようなことが起きる。

時間が来た時に100.005円だったら本来なら買っていたところでも負けになる。


これが起きる頻度が低ければいいのだが頻度は高い。

30秒や1分などのターボ取引だと結構起こる。


業者側の利益なるから当然と言えば当然だが取引している側からしたらたまったものじゃない。

 


口座が凍結する


オススメしない理由の一番の理由がこれ

口座が凍結するとどうなるか。
1回の取引の金額が制限されたり、最悪口座の資金を引き出せなくなる
なぜ凍結されるか。

理由は簡単。

顧客の損失以外の利益が出ないから。
バイナリーの性質上稼ごうと思えば一気に稼ぐことができる。100万円入金して10万の取引11連勝すれば資金は2倍になる。1億円の貯金があったら100万円なんてはした金ってことで100万円分のエントリーで買ったら即90万円。
お金持っている人が稼ごうとすると一気に稼がれてしまう。
周りの一般顧客は1回の入金が数万~10万くらいが主とだった場合10人近くの人の損失による利益が一気になくなる。

そう考えると口座を凍結させて取引を出来なくさせるというのは業者は取っては当たり前の選択だと思う。
一回凍結させられたらもう同じ口座では取引できないし、取引しようとも思わない。
ということで勝ち組を強制退場させることができるってハナシ。

 

まとめ

こういったように、バイナリーオプションはオススメしない。
なによりバイナリーオプションで利益を出し続けれるような人はFXでも利益を出せる人が多いし、FXの方がリスクリワードは高い。

そういったことを踏まえるとFXの方が安定しているとも言える。

これからバイナリーオプションを始めようとする人は稼ぎたいと思っている人だと思うし、小額からでも始めれるという魅力から始める人だと思う。
となると小額からでは稼ぎにくいバイナリーオプションは向かない。

なにより一番のネックは口座凍結であってこちらじゃどうしようもない点…。

業者側の都合で出来るし理由は何とでも言える。