国内口座と海外口座どちらがいいのか

国内口座と海外口座の問題に関してはいろいろな意見があるが、国内口座と海外口座どちらがいいのかという話をする。
国内口座と海外口座に関してはどちらもメリットとデメリットがある。
だが、どちらか片方をお勧めしている人はもう片方の口座は絶対にダメと言っている人が多い気がする。
国内口座をお勧めしている人は「海外口座は危険」と言っている人が多いといったように。まずはそれぞれの口座のメリットデメリットに関して。
分かりやすいように特徴から両方を比較していきたいと思う。

スプレッドに関して

スプレッドは国内と海外の口座によって差が顕著に出ていると思う。
まず国内口座のメリットとしてはスプレッドが狭いことが多い。
海外口座のスプレッドが国内よりも広いというのは海外口座のデメリットだと思う。
海外口座の多くの主要通貨のスプレッドが1~3銭であるのに対し国内口座では同じ通貨でも0.2~1銭が主である。
手数料が少ない分同じ取引をしたとしてもトータルの利益としてはスプレッド分多くなるといった状態になる。
USD/JPYで比べると、
使っている人が多いXMの口座は1.5銭かかる。
国内口座に関しては一番低いだろうDMMだと0.2銭で1銭以上の差がある。
1回取引するたびに100万通貨で100円、1000万通貨で1000円の利益の差が出てくる。
100回取引すると100万通貨で1万円1000万通貨で10万円の差が出る
スプレッドが狭いということはそういったメリットがある。


ツールに関して


海外口座のほとんどは基本的にはMT4、MT5を利用している。

ブラウザ取引出来る口座もあるが。
国内口座の場合の多くは独自ツールを利用しているところが多い。
独自ツールに関しては多機能で利用しやすいものが多い印象がある。
MT4だと標準で入っていないインジケーターを利用できたりMT4では利用できない描写ツールを使えたりと、ツールの使いやすさではMT4を利用するよりもいい使いやすい場合がある。
個人的にはMT4を使い慣れているが、ハーモニックパターンを描写するのは面倒だと思う。
その為私自身もMT4を使わないでTradingViewを使っている時もある。

ただブラウザ取引がスマホブラウザ対応していないものもあるためスマホだとその口座のアプリ。

アプリがない場合はスマホの取引が出来ないという可能性もある。

 

ツールに関しては人それぞれだと思うが、国内海外どちらも善し悪しがある。


レバレッジに関して


レバレッジは国内口座だと25倍。(最大10倍まで低くなるという話もある)
海外口座だと最大500~1000倍のところが多い。5000倍という口座もあったと思う。
1000倍だと1万円の入金で1000万円分の取引が出来る。
国内口座の25倍だと、40万でようやく1000万円分の取引が出来る。

そして国内口座を推奨している人のほとんどは海外のハイレバレッジは悪ということを言う人が本当に多い。
資金以上の損失を被るだとか言う人が多い多い。
ただここで言いたいのは海外のハイレバレッジだからこそ少ない資金で利益を出すことが出来るということ。
FXを始めたい人ってお金を多く稼ぎたいが資金が少ない人が始めると思う。
(※むしろ資金が多くあって今から投資を始めるという人はFXを始めるのではなく株を始めたほうがいいと思う。)
しっかりとリスク管理さえすれば、ハイレバレッジはメリットで合ってデメリットにはならないものだ。

 

ゼロカットシステム


海外口座の最大のメリットとしてはゼロカットシステムがある。
国内口座では口座資金以上の損失を被った場合、追証という追加で入金しないといけないことになる。
それに対し海外口座は基本的にゼロカットシステムがあり、口座資金以上の損失を被った場合でも追加で入金する必要がない。

急騰急落することで想定外の損失を被ることも断然あり得る。
2019年11月現在直近で言えば2019年1月3日のフラッシュクラック
そういった急騰急落時に必要以上の損失を抱えることがなくなる。
FXで全額溶かして自殺する人がいるのはこの追証があるからだ。
全額溶かしただけじゃなくさらに借金を抱えることになる。
それが想定以上の金額だと死にたくなるということだ。
ただ国内口座の場合レバレッジが25倍になっているため最近は死ぬまでの借金にはならないと思う。
(最近だと仮想通貨での方で結構な追証が必要になる人いるようだが…。)


不透明さ


いずれまとめる可能性はあるが、今は説明していると長くなってしまうため詳しい説明は省く。

簡単に言えばFX業者ではNDD方式DD方式という2種類がある。
NDDとDDの違いはFX業者が間に入り注文をインターバンクに流すかをFX業者が決めるかどうかの違いだ。
DD方式はインターバンクに注文するかどうかはFX業者が決めることが出来る。
一方NDD方式は仲介するだけで注文はインターバンクに流す。
スプレッドが狭いというのはDD方式だからこそ出来るというのがある。
国内口座でも特段スプレッドが狭い業者だとDD方式を取っているところが多い。

ただDD方式の場合インターバンクに注文を通さないため価格操作といったことも可能になってしまう。
してる可能性としては少ないのだろうが、「してない」と言ったとしても証明は出来ない。
DD方式だと不利益を被るという訳じゃないが不透明さというのがこういう価格操作ということも可能なため、嫌な人が海外だと多い。
そういった点で海外口座はNDD方式が多いが日本だとDD方式でスプレッドが狭いのを売りにしている業者がある。DD方式の場合本来の価格と差が出る可能性があるため気を付けないといけない。


金融庁の認定に関して


国内では金融庁から認定を受けないと営業できない。
金融庁から認定を受けているから国内口座に関してはトラブルが発生しにくい。たとえトラブルが発生したとしてもSOSを金融庁などに発信できる。
ただ海外口座は金融庁から認定を受けてないからダメなのかというとそういう訳ではない。
金融庁から認定を受けてない海外口座を利用していいのかという利用していい。
日本でリサイクルショップを営むには古物商許可を取る必要がある。
個人が海外の古物を輸入するのが違法かというとそうではない。
簡単に言えばそれと同じと思えばいい。
更に言えば認定を受けてないからこそ、「ハイレバレッジ」「ゼロカット」を利用できる。
金融庁の認可を受ける場合レバレッジを最大25倍にする必要があるしゼロカットではなくす必要がある。

トラブルがある場合もあるから口座選びには注意を払うべきだと思う。

 

税金に関して


国内口座と海外口座では利益に対する税金が変わってくる。
国内口座の税金は一律20%。
海外口座は利益によって税率が変動する。
195万円以下の場合税率15%
195~330万円は税率20%
330~695万円は税率30%
695~900万円は33%
900~1800万円は43%
1800万円以上は50%
になっている。
330万円以下の場合は国内も海外も税金は同じ。
195万円以下の場合は国内口座の方が税金は高くなる。1800万稼いだ場合は国内だと360万円の税金だが、海外だと900万円も税金を取られる。今からFXを始める初心者の場合年間のFXでの所得は195万円以下だろうから海外口座の方が初心者はオススメだ。

 

まとめ


国内口座と海外口座に関してはメリットとデメリットがそれぞれある。
レバレッジ、ゼロカット、スプレッド、税金などでどちらがいいか人それぞれだと思う。
個人的には年間のFXでの利益が330万円以下だったら圧倒的に海外口座の方がいいと思う。
口座残高が3000万円くらいを超え年利10%ちょっとで利益が330万円を超えるなら国内口座がいいと思う。
正直、利益が年間で1000万円超えるくらいまでは、海外口座でいいと思う。