購入してはいけないFX教材の見分け方

世の中にFXの教材は悪という風潮が結構多くあると思うが全てがダメだとは思わない。
FX教材の中で買っていいものとかって駄目なものを見分けるというよりも、買っては駄目なものを避ける方法というものになる。
中身の概要やタイトルなんかを見て避ける方法のため、中身を見てみると実際はいいものだったという可能性も無くはない。
ただタイトルからでも駄目なものはある程度分かる。
そういったものをまとめてみた。
 

商材に関して思っていること

まずFX商材に関して思っていることをまとめてみる。
FX教材=悪みたいに思われていることが多いと思う。
 
個人的には教材は良いものと悪いものがあると思っている。
一時期は情報商材で金稼ぐ連中が多くいて、FX系の教材は為にならないものが多かったと思う。
FXの教材を扱っているが本人はFXをしてないといったような人も多くいた。
ただ、その波が過ぎたため今ではまともなFXの教材が増えていると思う。
 
教材は言ってしまえばその人の知識の塊を資料にしたもの。
内容に対してネットで調べれば出てくるものだったという人もいるが、全くの素人だとすればその知識をまとめられているということで調べるという時間を省くかつ、その人が不要と思っている無駄な知識を吸収するのに時間を費やすことがなく済む為、時短になる。
 
論文とか専門書とかで引用の書籍が多くあるものと同じようなもの。
例えば行動心理学の中でマーケティングに使える情報を集めた本とか、日本史の新説で小学校とか中学で習ったことと違う内容をまとめた本とかそういったものと同じ部類だと思う。
 
数あるFXや投資に関しての書籍やブログや自身の知識という情報の中から、教材の製作者がこれは重要なもの、これは良い情報と思ったもの、また経験から役立つ情報など思っているものを全てまとめて販売している。
そう考えると多くの書籍に書いてある内容の中でいいものだけを一つにまとめてくれている本と何ら変わない。
 
まずネットにあるFX系の有料教材がダメなものという認識がある人はそこを変えてもらいたい。
 
 

ダメな教材の見分け方

ここから本題にはいる。
一口に教材といってもネットで調べれば多数ある。その中で悪いものを見分ける方法をまとめる。
まずダメな教材の特徴に関して。
 
①「公開してあるトレード記録が収益のみの公開のもの」
②「勝率100%のもの」
③「勝率や利率がある1か月間など短い期間だけのもの」
④「バックテストの結果を売りにしているもの」
⑤「手法のみのもの」
 
この4つがダメなもの。
↑に行くほどより駄目なものである。
 
何がダメなのか詳しく書いていく。
 
 
 

①「公開してあるトレード記録が収益のみの公開のもの」

ダメ度:★★★★★
収益のみとはどういうものかというとロット数や約定価格などが隠されているもの。
これに関しは儲けているように見せることが出来るという点で駄目だ。
こういった状態のものだ。
 
ロット数、獲得値幅を隠してあるもの。
例えばXMだとMAX50で取引が出来る。50ロットで1pips獲得できれば約5万円の利益になる。
1ポイントでも5000円。1回のトレードで1万円利益が10回という風に見せていたとしても獲得pips数が分からないとどれくらい勝っているのかが不明な点に問題がある。
獲得pipsが高いからいいというわけではないが、獲得pipsが分からないとトレードスタイルもわからない。
特に上記したような大きなロット数を張って少ないpipsで大きく稼いでいるように見せる履歴ならでもトレードですぐ作れてしまう。
そういった点で不透明さがあり買うのは避けたほうがいい。
本当に大きく稼いでいるならそういう風に隠す必要がない。隠すということは何かしらあるということだと思っている。
 
 
 

②「勝率100%のもの」

ダメ度:★★★★☆
勝率に関して言うと100%というのは、まずほぼほぼあり得ない。
仮に勝率が100%だとしてもそれは損切をしないモノにになると思う。
損切をしないということで、資金が必要となる。いつになったら戻るかというのすらわからない。
例えばドル円だと最大の円高で2012年12月にの70円台を抜けてから2019年現在まで、7年間戻っていない。
更に言えば2016年8月以降は100円を切ったことが無い。
そういった状態で戻るを待って損切しないとなると莫大な資金が必要なる。
70円台で売りで掴んでしまったら一時期125円程になっていた為、約5000pipsの値動きに耐えるほど資金が必要だった。
そういった点を考えると勝率100%という損切りしないような手法は良くない。
勝率が低くてもリスクリワードが高ければ何とかなるのが投資の世界ということを忘れてはいけない。
 
 
 

③「勝率や利率がある1か月間だけのもの」

ダメ度:★★★☆☆
勝率や利率が1か月間や短い期間しか公開していないもの。特にパフォーマンスがいいものに多く見られる。
例えば『9月の利率は300%』『8月の勝率は8割越え!』といったコピーで売っているもの
これはその記録を証拠として載せていることが多いが、証拠があったとしても良くないという話。
相場は時期によって動きが変化する。8月の勝率は8割超えていたとしても9月の勝率は5割を切るということもあり得る。
レンジ相場に強い手法のためレンジ相場だった8月の勝率は高かったが、トレンド相場になった9月は低かったといったように簡単に変わる。
成績が良かった1か月間などの記録はあったとしてもそれがどれくらい続くかわからない。
トレンド相場に強いやレンジ相場に強いなど書いてあれば上のダメ度は低くなる。
ただ、それを書いてくれるようであれば数か月間のレポートや、平均の勝率利率を公開してくれている状態になっていると思う。
 
 

④「バックテストの結果を売りにしているもの」

ダメ度:★★☆☆☆
知らない人の為にバックテストとはというところから。
手法のテスト方法にバックテストとフォワードテストというものがある。
バックテストは過去の相場でテストでの勝率がどれくらいのものか。
フォワードテストは実際に動かしてどれくらいの勝率なのかといったものだ。
バックテストに関してはMT4のプログラミングが出来れば自動売買システムを組んでテストが出来る為テストを済ますことが出来る。
逆にフォワードテストは実際に動かさないといけないため自動売買で動かすのは大変だし、時間もかかる。
その為フォワードテストの結果を載せていない人が居るのは仕方ないと思う。
ただバックテストというシステムを利用して売っている人が居る為、お勧めが出来ないのだ。
バックテストは過去の相場の為、勝率を上げようと思えばロジックを変更することで勝率を変えることが出来る。
勝率が高い結果を追求するということが出来る為バックテストで勝率を売りにしている教材というのは避けた方が良いと思っている。
 
 

⑤「手法のみのもの」

ダメ度:★☆☆☆☆
ダメ度が低いのは手法のみのものでも数万円とか安いものであればそれはいいと思う。
ここでダメというのは高い教材なのに手法のみしか書いてないものだ。
高い教材というのは基本的には手法だけでなく、相場との向き合い方やテクニカル分析のやり方などを一緒に教えてくれるものが多い。
相場というのは常に変化していく。
今日この時間までは勝てていた手法が明日からは勝てなくなる可能性がある。
再度言うことになるが、手法によっては勝てる月と負ける月というのも出て来る。
 
手法はあくまで参考程度だったり自分のものにしたりする必要がる為、ある程度知識を付けた人が手法を買うのはいいと思うが最初から手法を買うのはダメだ。
 
手法を自分のものにして変化させれる力があるのなら手法を買うのはいいと思う。
 
 

まとめ

個人的にまとめてはみたものの、書き忘れているものがあると思う為思い出したら随時更新していきたいと思う。
これらはあくまで参考にしてもらい本当にどうかというのは自分で決めて欲しい。
何がいいかというのは自分の感性を信じて欲しい。
私個人としても酷い教材も多いのは間違えないと思っているので役に立つ教材というか教えていくということをしていきたいとも考えている。